楽器使い

ピアノの音は、弾き方によって何十種類も違う音色が出せる、というのを目の前で見せられて、ものすごく圧倒されました。静香先生、進化し続けてます。

ピアニスト、というより「楽器使い」とか言いたくなります。本当に職人みたいに、その場で音色を組み合わせて音楽を作っていくのです。ため息しか出ませんでした。

一歩も近づけない凡人の私ですが、せめて、せっせと講座に通って距離、縮めておこう。

第2回こだち大人の音楽会

7月22日(土)、大人の音楽会を開催いたしました。

小さな内輪のユルい会と思っていたのですが、蓋を開けると意外と立派な音楽会になりました。人数は少ないけれど、皆さん丁寧に弾いたり歌ったり、とても上手なんですもの!ビートルズ専門の弾き語りYさん、今回もかっこよかったですし。

コーラスの先生には無理言ってオープニングで歌ってもらったり、ピアノの先生には連弾やBGMを弾いてもらったり。

歓談の時間、金髪ガイジン(自称フランス人)乱入、sing sing singを演奏し盛り上げてくれました。

最後のお開きで皆で歌った、「見上げてごらん夜の星を」の歌声の素晴らしいこと!私はそれが嬉しかったです。皆が満足した気分で終われたのかなと。

みんなで盛り上げていただき、今はひたすら感謝、しかありません!ありがとうございました。

写真は後ほど気が向いた時に ^^;

ピアノ教育の講座

横浜のヤマハで、「フランスピアノ教育のいま」という講座があったので、行ってきました。
私としてはとってもしっくりくる、共感できる面がたくさんあり、自分の教える方向性を再確認できた講座でした。と同時に、日本のピアノ教育の中にいながら疑問だったこと、迷っていたことをはっきりさせ、自分で消化できたような気がします。

やっぱりシンプル♡

45〜60分のレッスンに3、4曲持たせ、シンプルに指摘する。テンポどおりに、とか、もっと歌って、などなど。あちらのレッスンは笑うことも少ないし、はっきり言って先生は怖い感じだそうです。でも生徒にとっては、”恐怖”の怖さではなく、ただ音楽について当たり前に教えてもらっているだけ。ど真面目なレッスンなだけなのです。

ではなぜ楽しいのか、というのは、これもシンプルなことで、与えられる曲が質の高い良い曲だからではないでしょうか。生徒たちが音楽そのものを、いいな!と感じられているのではないでしょうか。導入の本から聞くことを重視し、音の響きで子供の興味を引く工夫がされているようです。

主役は自分、が身についている

習い事をするのは自分で、練習するのは自分。ピアノを弾くのは自分。そういう意識が、親や教える側にあります。当然、子供自身もそういう意識に自然となってきます。教師側はきっと、あなたがやる気なら、いつでもなんでも手助けするよ、という立場なのだと思います。上手いも下手も区別なく、君が好きな音楽はこんなに素晴らしいよ、と教える。

私ごとですが、初めこそ弾けるようになりたくて、弾けるのが楽しくて誇らしくて習い続けていましたが、いつのまにか、習っているから練習しなければならない、という感覚にすり替わってしまていた時期が確かにありました。練習したらうまく弾けなければならない、下手では先生にも申し訳ない・・・と、どんどん間違った方向に思考が行き、鍵盤をたたくことに必死で、音楽を楽しむという考えはなくなっていました。結果、私は本当に音楽が好きなのか?と苦しんだ記憶すらあります。後に、だいぶ大人になってから、遠回りして自分自身で気づきに至ることはできたのですが。

遠回りさせない役割が教師側にはあるだろうと、今教える立場からは思うのです。音楽そのものの魅力を伝え、生徒が自分でいいと思ってくれるように導く。結果として上手くなる子は上手くなる、それでいいのだと思います。

フランスの子供達は、自分で選んでいる以上、ピアノは自分の楽しみの一つです。大事な心だなあと思います。その心を膨らましてあげないといけないんだなと思います。

有意義な講座でした^^

大人の音楽会

7月22日に大人の音楽会やります。
昨年秋に続いて2回目となります。メンバーはほとんど変わりません。残念ながら増えなかったんですね。でも、皆さんずっと続いている、というのも嬉しいことです。また楽しく、飲んで食べておしゃべりして演奏しましょう。